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題詠blog2014 100首まとめのこと。

というわけで、題詠blog2014完走から一ヵ月半、
ようやく100首まとめエントリーを投稿いたしました。

というか200首分あります。
なぜ200首かというと、今回、題詠に際し、
「全てのお題で2首ずつ詠み、その中から片方を選んで投稿する」
というチャレンジをしてみたからです。

題詠100首として選んだ歌は
『題詠blog2014 投稿歌一覧』
のエントリに、

投稿を見送った歌は
『題詠blog2014 添え歌一覧』
と題したエントリにまとめました。
一部、うっかりお題を詠み込むことに失敗してしまった歌があります。
改めて詠み直すべきかとも思いましたが、ついそのまま投稿してしまいました。
ご容赦ください。


ちなみに、「添え歌」という表記は、
題詠blog2011のときに、白亜さんからご提案いただいた言葉を拝借しております。
3年越しでようやくこの言葉を使う機会に出会えました(笑
この記事に気づかれるかどうかわかりませんが、白亜さんありがとうございます。
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題詠blog2014 添え歌一覧 001~050

001:咲
金網に咲ける朝顔青あをと天にかけたる白雲に映ゆ

002:飲
むざむざと飲み込まれたる一声のあり一条の陽差す寝室

003:育
眼裏に小さき栗鼠の育つ日々に忘るまじき思ひ出もあり

004:瓶
坂道を転がる瓶の音鈍く魚ゆるるかに浅瀬行く見ゆ

005:返事
見ないふりすればよかった見たならば君が欲しがる返事をする

006:員
独創の徒の一員となりにけり 一歩踏み出す日のつひに来ず

007:快
不快なる絵なれば見たし不穏なる情ひとたばね掴み立ちをり

008:原
いらいらと揺るる薄野原広く吾は咳く風になりたし

009:いずれ
子を噛みし犬も噛まれし子もいづれむなしくならむ日々の過ぎゆく

010:倒
野分過ぎ晴れわたりたる大空の直下倒るる幟ひともと


011:錆
遊歩道ゆ行けば小さき錆いろのオブジェにはとりを擬き立ちたり

012:延
一日を延べて借りたるCDの音シャリシャリと鼓膜を急かす

013:実
ずるずると熟れたる果実もぎるとき肘を伝へるしづくこそばし

014:壇
万雷の拍手に打たれ骨肉の裂け散りわたる壇上の惨

015:艶
蛞蝓のごときくちびる艶然と開きて皮肉壁に投げつく

016:捜
ラスコーリニコフの物語(上)を捜しをりいや暗き書棚を

017:サービス
長距離バスは黒きものらに牽かるらし深夜サービスエリアの灯り

018:援
声援を振り払ふごとざくざくと頭振りけり髪長き人

019:妹
春の瀬に花降り敷けり吾妹子の手を取り靴を鳴らして歩く

020:央
新しい学習机の中央に飛び立つ鳥の絵を描きつける


021:折
折りづるを濡らせよ降りしきる雨よ 喉かはきたる子を撫づるごと

022:関東
関東を覆う分厚き雲の下電車の窓は驟雨を弾く

023:保
明日の来る保証はないと言ふ人の目に映りたる日常愛し

024:維
チョコレートの品質維持のために購ひし冷蔵庫部屋の片隅に唸る

025:がっかり
がっかりとした表情を本棚の右側面の染みに見る午後

026:応
応援をしてみたきものありたとへば網戸に脚をかけたる羽虫

027:炎
怪気炎上ぐる美童のつぶらなる瞳 硝子のビルを映せり

028:塗 ―お題詠み込みミス―
画用紙にクレパスの油脂ぐいぐいと太陽よりも輝ひてあれ

029:スープ
老母かつてコーンスープの缶詰を落としけり床の三角の凹み

030:噴
背後ではコーヒーポット噴き零れ花咲く朝の接吻のこと


031:栗
潤みたる眼球隠すまなぶたをややふるはせり栗爆ずる音

032:叩
鋏の刃を握りて椅子の肘掛けを叩きけりあなや軽き音のす

033:連絡
手と足の連絡途絶ゆ階段を上る足元冷ゆる冬の夜

034:由
ノートには理由なき愚痴いらだちの言葉ことば言葉 並みをり

035:因
そのかみの都の怪異そに因む名のすさぶるを抱き眠る町

036:ふわり
火をまとひ舞ひゆく振り袖のごとくふはりと部屋を離れて行かむ

037:宴
酒宴にて瞬間声の遠くなり血の鉄錆の味を欲りけり

038:華
釘の影壁に伸びをり華奢なる電気スタンド机上に震ふ

039:鮭
紅鮭の赤き色もて芒野を燃やさば星降る夜の明けなまし

040:跡
消しゴムをかけても残る鉛筆の跡みたいやね おととしのこと


041:一生
どようびにすれ違ひし人幾千の幾千にすべて一生のあり

042:尊
わたつみの底ひを這へる章魚ひとつ暗みに伸ばす脚の尊き

043:ヤフー
人生の岐路を迎えた実感のある日もヤフーニュースを開く

044:発
雪の降る上りホームに立つ夜は発射メロディを口ずさみたし

045:桑
カーテンの向こう小さき桑の実は風に揺れつつ刹那艶めく

046:賛
絶賛の言葉は全て本当でその分早く傷む脳髄

047:持 ―お題詠み込みミス―
開場を待ちつつ道を見下ろせば歩く人あり走る人あり

048:センター
歩行者のなき踏切に立ち止まる 医療センターにつながる歩道

049:岬
石ころを蹴れば海へと転がれり 春の岬に風かぐはしき

050:頻
大き木の宿りはいかがこころよきあまた千鳥の鳴くこと頻り

題詠blog2014 添え歌一覧 051~100

051:たいせつ
たいせつな一曲のあるCDも貸しっぱなしの恋のあとさき

052:戒
戒めを守らば胸のきしきしと研ぎ澄まさるる割れ殻の鋭し

053:藍
灰厚き曇天に穴点ぜむと藍色のボール放り上げけり

054:照
点と滅を不定期的に繰り返す照明の声を眼を閉じて聞く

055:芸術
日本史の教科書左上方に芸術として小さき写真

056:余
校庭のムクロジに耳くっつけて幹は短き腕に余れり

057:県
県庁は正しき書割のさまをして木陰揺るる通りに立てり

058:惨
惨めなる人と思ほゆ夜の街の空に映れる顔なき塑像

059:畑
病院の白き壁見ゆそはかつて蓮華や芋の畑でありし

060:懲
懲らしむる日を待つや君 泣くべきに笑ひ顔にて我を見据うる


061:倉
海辺には倉庫並みをり手に持たる本ひらひらと風のまにまに

062:ショー
月影を細長く切り取る窓は劇場なりき一幕のショー

063:院
吹く風にマクドナルドの紙袋かさかさと病院を横切る

064:妖
明日には解ける妖術目に宿し君一人立つ図書館の前

065:砲
大砲をそと撫づる指白じらと海に浮かべる鴎の死体

066:浸
石鹸を湯に浸しをりきらきらと洗面器より溢るる光

067:手帳
晴天の神保町を行きしとき買ひし栞を手帳に挟む

068:沼
沼深しA罫ノートはらはらと捲る指の乾きを思ふ

069:排
赤煉瓦陽を受け金に輝けり排気口の翳くらぐらと伸ぶ

070:しっとり
手洗ひをすればしつとり色深く重く窓辺に揺るるカーディガン


071:側
側溝の?蛄両の腕を上ぐ 子らよ雄雄しく空駆けまはれ

072:銘
墓碑銘に同じ名を持つ友のゐてスマートフォンの電池残量

073:谷
飛行機の窓よりはるか谷底をなぞる水の細きを見たり

074:焼
鉛筆の芯焼かむわが指先に爪歪まするごと力込む

075:盆
盆上に赤き液体なみなみと その赤の中グラスの破片

076:ほのか
喜びはほのかゆらめきストーブに焼かれふくらむまろき切り餅

077:聡 (猿を詠める)
聡明と言はば言へわが額には波寄りぬるを苛々と撫づ

078:棚
目の高さの棚に差したるCDのタイトルを追ふ 首傾けて

079:絶対
絶対に掘り返してはならないよ 埋もれる骨の名を僕は知る

080:議
向き合ひて首を伸ばせる亀と亀 議論は苔の上にて進む


081:網 ―お題詠み込みミス―
鉄鋼のパイプ全ての重厚を我に向けたり春の日中に

082:チェック
昨日より今日ぞ愛しきいとしさのチェックポイントひとつ積み上ぐ

083:射
わが罪は靴音響くマンションの廊下そを射る弓張の月

084:皇
辞書を買ふことを決めたる朝なれば皇(すめらみこと)の字の美しき

085:遥
餐の皿の蛍光灯下並ぶとき遥かドイツの森暗からん

086:魅
魅力的な口元に粉きらきらとビスケット噛む天気雨の午後

087:故意
社会科のテストを故意に間違へつ 跫重く耳小骨鳴る

088:七
酒呑まば七度狐に化かされむ 花を手折らば眠るころあひ

089:煽
秋風は燃ゆる楓の葉を煽り天を灼くなり 朽ち葉を焼べむ

090:布
粗布に針を刺したり傷あれど血を流すことなき粗布に


091:覧
欧人の自画像並ぶ展覧会会場前を早足に過ぐ

092:勝手
触れるのもどうぞご勝手 私の長き黒髪風に靡かす

093:印
ナイアガラの滝しぶかせてポスターに印字されたるわが名消したし

094:雇
雇はれてペンを持つ身にあらたまの年積もりぬることぞおもしろき

095:運命
運命論は明日の恋のゆくすえを見届けるまで少しお預け

096:翻
ベランダのブランケットを翻へし吹き止まぬ風あはれ 北風

097:陽
羽広げ飛ぶ鷲の影地を這へり黒き獣のさま陽りて

098:吉 ―お題詠み込みミス―
運勢の悪き日なればハイビジョンテレビの横のコインを返す 

099:観
試合後の観客席につむつむと白きものあり顔のごとくに

100:最後
ポケットに最後の500円玉をたしかめ歩く駅前の道

題詠blog2014 投稿歌一覧 001~50

001:咲
咲く花のはるけき黄赤散りばむる植物園に春嵐吹く

002:飲
飲み干せば身ぬちの針を巻き込みて喉を転がるジンジャーエール

003:育
絵の内に涙の海を育みつ 流星となる筆のひと振り

004:瓶
澄みわたる酒なみなみと注ぎをり瓶にほほ笑むごとき一筆

005:返事
アカシヤの並木通りを歩きつつ送りしメールの返事なかりき

006:員
会員の数に自分が数えられることをなにやら怖いと思う

007:快
初夏の影快し石段の熱きを裸足にて踏む日なか

008:原
セメントの欠片埋もれる平原を歩みたり凧の影を追ひつつ

009:いずれ
雲千々に空に刷きたりいづれいかなる地にぞや降る雨としてふる

010:倒
試合後の野球場には忘れ傘ひとつ倒れてひとり悲しい


011:錆
赤錆の浮く自転車のベルが鳴り朝焼け燃える夏のグランジ

012:延
指先に延長コードくるくるとどちらが頭でどちらが尻尾

013:実
実をむすぶ朝を待ちわぶ しほれたる花弁こよりのやうに縒りけり

014:壇
壇上に坐すひいなの髪ざしのゆたけき思ひを君は抱きつ

015:艶
艶なれや灯下にゆびのしらじらと雪を廻らすごとひるがへる

016:捜
はらはらと涙雨降る冬の日の雲なき空に虹橋を捜す

017:サービス
メモ帳に残るサービスセンターの電話番号の4の字が美し

018:援
救援の手は伸べられず浴槽の小舟沈めり日曜の夜

019:妹
天窓に張り付く蜻蛉の影長く濃く妹の髪の上に落つ

020:央
下敷きにコンパスの針の跡残りかつて真円の中央なりき


021:折
花の折いまだ帰らぬ人を待つ 昨年の足跡花に隠さる

022:関東
関東の古書店市の情報をまづ調べをる旅行前日

023:保
保留音三巡ののち聞こえくる濡れ綿のごとき会話の続き

024:維
チョコレートの品質維持のために購ひし冷蔵庫部屋のかたすみに唸る

025:がっかり
がっかりと首垂れたる向日葵のかげ自転車のスポークに落つ

026:応
留守録の応答フレーズ喋喋と擬きて言はば闇寄するらし

027:炎
炎天に熊蝉の骸からからと羽持たるまま砂上を滑る

028:塗
はみだしてしまうのは怖い 輪郭をなぞらないまま塗り絵はすすむ

029:スープ
たまねぎのかけら沈める底ひ見ゆ 夏のスープはスプーンを冷やす

030:噴
通勤のバスより見ゆる噴水の風に崩るる形なつかし


031:栗
ベンチには黒き犬つながれてをり新しき靴もて栗を踏む

032:叩
図書館を出づるとき指二本もて本の表紙をひとつ叩きつ

033:連絡
チャンネルを合わせる手間がもどかしく連絡手段を持たない僕ら

034:由
花の名の由来を知らぬ人の名をひらがな三文字で呼ぶ声遠き

035:因
原因はあなたにはない 雪を踏む音して挽かれるコーヒーの豆

036:ふわり
近鉄の二両立てなる車内にて羽毛ふはりと円を描けり

037:宴
夜深み酒宴の終はり川流るわたくしだけは濡らすな雨よ

038:華
コカコーラを注ぐグラスにはりはりとあまた華散る音あららけし

039:鮭
漁り男の膝撃つ水の流れより鮭翻り葉叢揺らせり

040:跡
薬指を縦に走れる傷跡に文読むごとく歯を滑らせつ


041:一生
一生を思ふことなき一生を送りたしわが手の甲の皺

042:尊
通勤の電車を降るる夜の駅のホームの灯り尊くかすむ

043:ヤフー
調理台に一つぶ浮かぶ血の玉はヤフーのロゴのごと赤かりき

044:発
緊張の声はぽとりとこぼれ落ち丸く輪郭残し揮発す

045:桑
桑の葉を食む虫 君は鉛筆を動かしのちに茹でらるるべし

046:賛
賛成の挙手をお願いいたします さもなくば 花一輪を椅子に残して

047:持
雨粒を口に受けたしかばん持つ手のしらじらと濡れそぼつこと

048:センター
舞ふ雪の白少年の赤き耳センター試験の朝のバス停

049:岬
島間を航るフェリーの廻るとき岬窓外に消えゆきにけり

050:頻
はらはらと頻り散れる葉大きかり 陽の弱まれる歩道をぞ行く

題詠blog2014 投稿歌一覧 051~100

051:たいせつ
おちるとき蹠に皹走りたり たいせつなものはけして離さない

052:戒
戒むるごとき装ひワイシャツの袖のボタンを片手で留める

053:藍
藍色といふ色を知らず夕暮れの空深まりて冷ゆる白雲

054:照
照らふ陽も燃え立つ朝の陽炎も劈く携帯電話の電波

055:芸術
芸術の秋深まれば燃ゆる火は絵具のすさび群青の静

056:余
焼酎の傍に余れる氷塊の軋みし後に湿りたる音

057:県
滋賀県を走る電車は雪の白 冬はじまりの寒さをはこぶ

058:惨
一篇の詩をひと息に紡ぎけり惨たる朝は陽に温びゆく

059:畑
踏み切りの音いや遠し真みどりのすいか畑の葉葉は目を閉づ

060:懲
雨の日の逸る心は懲りずまに濡れ手ながらにページを捲る


061:倉
軒の翳深き日中の倉の戸に糸をかけたる蜘蛛風に揺る

062:ショー
ほつれ毛のすぢ金いろにきららかせショートカットの人うつむきぬ

063:院
地下に入り西院駅を行き過ぎる幽霊電車桃を運び来

064:妖
キッチンに水妖の歌響くとき受話器に投げる悲しさひとつ

065:砲
しんしんと滴響ける浴室の曇り鏡を撃つ水鉄砲

066:浸
絨毯を浸し花瓶の倒れをり はなぶさひとつ蓮(はちす)のごとし

067:手帳
手帳には約束だけが残されて今日も世界のどこかで豪雨

068:沼
沼床に硬貨の銀の静もれり そよ吹く風にさざれ波寄る

069:排
排すべき文字はノートの罫線の外側に貼り付きて眠れり

070:しっとり
珈琲のシュガーの袋しっとりと滲みわたりゆく死にゆける骨


071:側
右側に身を寄するとききしむ椅子 花は陽差しを受けて枯れゆく

072:銘
銘刀の冴えたる空の冬深みホットコーヒーの湯気立ちまさる

073:谷
谷川にあまた星ぼし揺らしつつ冬の夜閑と冴えわたりけり

074:焼
泣きわめきたき心あり眼裏の塊を焼く曙光いざ、はや

075:盆
銀盆にスープひと匙垂らすとき春かぐはしく花と開けり

076:ほのか
星ほのか木叢焼べたり 玉砂利を踏み鳴らしゆく真夏の独歩

077:聡
眠れるは聡明なる子 暗闇に睫毛するどきこと針のごと

078:棚
本棚にギターピックを置き忘れ 昨日のことは思い出せない

079:絶対
堅き殻を卓の角もて砕く朝絶対の膜にはか裂けけり

080:議
すべり台を砂ながるる日子どもらのバケツの端の会議はじまる


081:網
網膜にタージマハールの影さやか映りしをこぼす別れの涙

082:チェック
青と黄のチェック模様のバレッタをはづせば肩にかかりくる髪

083:射
放射状に伸ぶるスポーク数あまた いづれことなる色に照りをり

084:皇
イヤホンにジャズを聴きをり BOOK OFFの棚に並みたる皇室写真集

085:遥
木の間より星ぼし遥かふるへつつ灯れり汝は恋やしたると

086:魅
針ひとつひらめきながら落つるとき蛍光灯下魔魅顕現す

087:故意
裏庭に割れ硝子しづもりてあり そが憎らしく故意に砕きつ

088:七
窓辺に立ちて給水塔を見やるとき七人ミサキの立ち止まる音

089:煽
春風はコルクボードのメモ用紙を煽り煽りつ 大き蛾のごと

090:布
鼻の奥ほつれて絡む目薬を布に染ませるみたいにほぐす


091:覧
受賞作一覧の一齣となる小さきフォント 旅のいやはて

092:勝手
身勝手な文字赤あかと散らばったホワイトボードを裏向けて出る

093:印
珈琲を飲みし印は真っ白きカップに残る真黒きリング

094:雇
セーターの袖口を縫ふ妖精を雇はんと思ひて心を清む

095:運命
恋はるか花の無情を紐解かば運命の遊具軋みつつ巡る

096:翻
九歳の夏の記憶は海風に翻弄される算数ノート

097:陽
こもれ陽の砕け結びをくりかへし夏をとどむることぞをかしき

098:吉
首長き扇風機(ファン)の回転かろかろと吉報待てる頬を風撫づ

099:観
蝉あまた鳴ける秀つ枝の影つばら観光びとの傘に彩なす

100:最後
レンブラント画集最後の自画像は鏡のごとく吾を見つめをり

完走報告 (三沢左右)

今年もなんとか完走できました。
相変わらずのタイトロープですが、参加できたことを嬉しく思います。
楽しい場を提供してくださり、ありがとうございました。


今回は、各お題につき2首ずつ、計200首詠んでみて、
よさそうな方を投稿する、という形でチャレンジしてみました。
そして、出来れば丸一日かけて200首一気詠み…と行きたかったのですが、
130首目 (二周目のお題030) で力尽き、
残り70首は後日詠む、という形になってしまいました、残念。

今回選ばなかった歌も、また後程、一覧で100首並べてみようかと思います。
興味ある方はご覧ください。

100:最後 (三沢左右)

レンブラント画集最後の自画像は鏡のごとく吾を見つめをり

099:観 (三沢左右)

蝉あまた鳴ける秀つ枝の影つばら観光びとの傘に彩なす

098:吉 (三沢左右)

首長き扇風機(ファン)の回転かろかろと吉報待てる頬を風撫づ

097:陽 (三沢左右)

こもれ陽の砕け結びをくりかへし夏をとどむることぞをかしき
プロフィール

Author:三沢左右
短歌を詠みます。

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