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飯田彩乃さんに選歌いただきました。

新年明けましておめでとうございます。
年が変わって、また新しい題詠の季節が始まりますね。
とりあえず今のところは参加を考えているのですが、どうなりますかね。


で、今回の更新ですが、昨年の題詠百首について、
飯田彩乃さんに、五首選歌いただきましたので、
お礼とともに、選ばれた五首についての簡単なコメントを書いておこうかと思います。
飯田さん、ありがとうございました。
昨年、12月初めには選歌いただいていたのに、お礼のコメントがひと月近くも遅れてしまったこと、お詫びします。

飯田さんのブログ  陸を離れる
以下が選歌された五首です。
というわけで、例によって、いくつか自作解説のようなことをしてみます。無粋をお許しください。

001:初
白雪を踏み初めたりし足裏に溶けてはかなき冬の燃え殻

006:困る
「困るのはいや」とつぶやく唇に触れる親指白んで透けた

012:堅
膝頭が堅くぶつかるその音が鈍くゆさぶる言葉の合間

038:抱
モノクロの写真の中で銃を抱く姿は遠く影を投げ出す

070:介
離れゆく気持のすきま無機質に介在してる着信ランプ



「006:困る」では、なぜ親指が白んで透けるのかが謎、とのコメントをいただきました。
僕のイメージとしては。「困るのはいや」という言葉のアンバランスさ、実体のなさ、といったものを、
言葉に一番近いところにある肉体である唇に触れることで表現したかったような。
なので、そのアンバランスさ、儚さ、といったものをどう捉えるかで、いろいろな読み方がなされてしまったり、何を言っているのかわからない、という感想だけが残ったりする、危うい作だったと思います。
そういう意味で、飯田さんに 「どこかこの二人の関係性も触れれば透けてしまうような危ういもののように思えてくる。」 という感想をいただけたことは、この歌のイメージがひとつの形として拾い上げられたようで、嬉しいことでした。

「012:堅」、「電車のボックス席に向かい合わせで座っているシーンだろうか。」 という解釈にとても感心しました。なるほど~。
実はこの歌は、もう少しエロティックというか、アダルトなイメージで詠んだ歌で・・・、変にネタバレしてしまうと逆にがっかりさせてしまいそうで申し訳なく思いました。
まあ、何を詠むかではなくて、何が読み取られるかが大事なので、どんな解釈でも、歌がいいものになるならOKです (笑

他の選歌を見ても、全体的にイメージの強い、観念的な作が選ばれている印象で、
飯田さんの好みなのかな、という気がします。

「038:抱」なんていうのは、イメージの最たるもので、
僕自身、絵を描くことを趣味にしているのですが、
この歌は、百首の中でも一番、絵を描くのと近い感じで詠み出すことができた一首です。
「070:介」のイメージは、携帯電話というツールの不思議さでしょうか。
先ほどの「困る」ではないけれど、表現は、アンバランスなものに惹かれるんですね。
あと、題詠のスタートである「001:初」が選ばれていますね。
付された飯田さんのコメントも、とても丁寧に歌のイメージを読み取ってくださっていて、嬉しく思いました。


というわけで、飯田さん、選歌ありがとうございました。
他にも選歌してくださった方がいらっしゃるので、近々、またそれらについての更新もしてみたいところです。


今年の題詠についても、サイトが準備されましたね。
題詠blog 2012

最近、うたのわからも足が遠のいていましたが、またぼちぼち投稿再開していきたいところです。
題詠も、ひとつ今年の作歌のきっかけにしていきたいなあ。
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ジャンル : 学問・文化・芸術

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